コンテナ投資 メリットとデメリットをまとめました

コンテナ投資とは? どのような事業に投資するのか

コンテナ投資とは? どのような事業に投資するのか バスの窓から、駐車場3分の1を潰して貨物船や貨物列車で使うようなコンテナが置かれているのを見て、不思議に思ったことがあるのですが、あれはコンテナを収納スペースとして貸し出していたのですね。コンテナをトランクルームのように収納スペースとして貸し出す、言ってみれば「簡易貸倉庫」ですが、それに資金を出し、運用することを一般的には「コンテナ投資」と呼びます。

港の貸倉庫のような企業を対象に大規模な倉庫をいくつも運営するわけではなく、遊休地にコンテナを置き、個人を対象に収納スペースとしてレンタルします。屋外のトランクルームと同じような位置付けです。ビルの一部をトランクルームにするのと違い、バイクのような大きいものも置けますし、屋内より搬入も楽です。逆に、細かな温度管理まではされませんので観葉植物を一時的に預けるなどはできません。また、コンテナを使うような形態である以上、ある程度開けた土地が必要ですから、街中に設置というわけにはなかなかいきません。トランクルームと互いに補完される関係と言えるでしょう。

貸倉庫であれば倉庫を建てるところから、トランクルームであればビルの一室にパーティションを作ることから始めなければいけませんが、コンテナをレンタルする場合、空き地にごろんとコンテナを転がせば始められてしまいます。お手軽かつフレキシブルな運営が可能なのがコンテナのレンタルです。もちろん他と同じように管理費や広告費はかかるわけですが、投資対象の事業としてみたときそのフットワークの軽さは魅力です。撤退するときもコンテナを撤去し、そのコンテナを処分するだけです。

損益あるいは利回りについては、立地条件や規模によるので一概には言えませんが、大規模な貸し倉庫やビル内でのトランクルームより運営費用が少ない傾向にあります。電気代がほとんどかからないのも魅力的です。月額の費用を安く抑えられるなら大規模に展開すれば収益も多く増加しそうなものですが、小規模なコンテナレンタルの拠点を複数に配して、その合算で利益を確保するほうが運用は楽でしょう。規模を大きくしてしまうとフットワークのよさという長所が失われてしまう場合もあります。投資する事業のスケールメリットは単一箇所で図るのではなく全体として評価するという方向にしましょう。

他の不動産投資でもそうですが、投資する事業自体をよく知り、メリット・デメリットをきちんと把握して損益を予想して、問題になりそうなところにはきちんと手当することが肝心です。敵を知り己を知れば百戦危うからず、その心構えが大切です。

お知らせ

  • [2017年01月19日]
    ホームページを更新しました。

  • [2017年01月19日]
    運営者情報を追加しました。